【カイロ時事】イスラエルのメディアは25日、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の停止や人質解放を巡る間接交渉が近く再開される見通しだと報じた。仲介国カタールとエジプトが主導してまとめた「新たな提案」について協議するという。
 報道によると、イスラエル対外情報機関モサドのバルネア長官が、仲介役の米中央情報局(CIA)のバーンズ長官、カタールのムハンマド首相兼外相とパリで会談し、再開で合意した。米側も交渉妥結に向けた打開策を説明したという。
 一部メディアは、交渉は26日の週に始まると伝えたが、ハマス関係者は米ネットメディア「アクシオス」に、イスラエルが戦闘を継続する限り交渉は再開しないとの考えを示した。カタールはハマスと協議再開について話し合うという。 
〔写真説明〕25日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファで、イスラエル軍の攻撃後に立ち上る煙(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)