政府は3日、総合科学技術・イノベーション会議(議長・岸田文雄首相)を首相官邸で開き、2024年度版の統合イノベーション戦略を了承した。人工知能(AI)に関する法制度のあり方を検討する「AI制度研究会(仮称)」をAI戦略会議の下に設置すると明記。夏にも検討を始める。
 首相は、25年大阪・関西万博で実証実験が行われる視覚障害者向けの誘導ロボット「AIスーツケース」を体験。「科学技術の力で未来の生活はより豊かで便利なものとなる。万博は、未来社会のテクノロジーを世界に発信する機会にしていく」と強調した。 
〔写真説明〕総合科学技術・イノベーション会議で、視覚障害者向け誘導ロボット「AIスーツケース」を体験する岸田文雄首相(手前)=3日午後、首相官邸

(ニュース提供元:時事通信社)