2024/11/30
防災・危機管理ニュース
【イスタンブール時事】イスラエル軍は29日、ロケット発射装置を移動させるなどイスラム教シーア派組織ヒズボラの「テロ活動」が確認されたとして、レバノン南部で空爆を行ったと発表した。27日にレバノンでの停戦発効後、イスラエルは停戦合意違反を理由にレバノン領内を断続的に空爆。合意の実効性が疑問視されている。
合意では、イスラエル軍は地上侵攻したレバノン南部から徐々に撤収するとされたが、軍は29日の声明で「レバノン南部へ展開し、停戦合意の違反行為に積極的に対処する」と強調した。28日にもヒズボラの武器庫を空爆しており、イスラエルとヒズボラが互いに停戦違反を非難する事態となっている。
ヒズボラの最高指導者カセム師は、29日に公開された停戦後初めてのビデオ演説で「敵は抵抗を弱めることはできなかった。われわれの偉大な勝利だ」と主張した。停戦維持のため、国境付近へ展開するレバノン軍に協力する意向を示した。
(ニュース提供元:時事通信社)
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