2025/03/31
防災・危機管理ニュース
愛媛県今治市で発生した山林火災で、同市は31日午前、延焼の恐れがなくなったとして鎮圧を発表した。残っていた333世帯611人への避難指示も解除した。
徳永繁樹市長は同日、記者会見し「市消防長から『延焼の恐れはなくなった』との報告を受けた」と説明。市は今後、残された熱源がないか確認を進め、「鎮火」を目指す。
火災は23日午後4時ごろ、今治市長沢の山中で発生。これまでの焼失面積は同市と隣接の西条市で計442ヘクタールで、最大約3800世帯、約7500人に避難指示が出た。強風により山林から離れた住宅や倉庫に飛び火するなどし、計22棟を焼いた。また、消火活動中の消防団員2人がけがをした。
〔写真説明〕山林火災の鎮圧を発表する愛媛県今治市の徳永繁樹市長=31日午前、同市
(ニュース提供元:時事通信社)

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