埼玉県八潮市で下水道管の破損が原因とみられる大規模な道路陥没が発生したことを受け、政府は29日、類似の下水道管のうち、損傷や腐食の恐れがある箇所の改修を2030年度までに完了させる方針を固めた。6月に閣議決定する国土強靱(きょうじん)化の次期計画に目標として盛り込む。
 陥没事故を受け国土交通省は3月、全国約5000キロを対象に特別重点調査を開始。設置から30年以上が経過した直径2メートル以上の管路で異常がないか自治体などが調べている。政府は調査で問題があると判断された下水道管について速やかに改修を行う。 
〔写真説明〕埼玉県八潮市の道路陥没現場=2月1日

(ニュース提供元:時事通信社)