2025/06/11
防災・危機管理ニュース
国際移住機関(IOM)は11日付の声明で、ギャング関連の暴力が続くハイチで、これまでに約130万人が国内で避難民になったと明らかにした。昨年12月から24%増えたといい、深刻化の一途をたどっている。
ハイチの人口は推定約1200万人で、市民の10分の1以上が家を追われたことになる。政情不安が続く中、当局は暴力のまん延を抑制できていない。
IOMのポープ事務局長は、避難民の多くを占める子供や女性、高齢者が「着の身着のまま自宅から繰り返し避難することを余儀なくされ、安全でも持続可能でもない環境で暮らしている」と指摘。国際社会に支援の強化を呼び掛けた。
〔写真説明〕一時避難所の食糧配給所で食糧の入った袋を受け取った後、休憩を取る男性=6日、ハイチ・ポルトープランス(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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