2025/06/25
防災・危機管理ニュース
電力需給を調整する国の認可法人、電力広域的運営推進機関は25日、2040年と50年の電力需給に関するシナリオを公表した。生成AI(人工知能)の活用拡大でデータセンターの増設が進んだ場合、50年の電力需要は19年比で最大4割増加すると試算。原発や老朽化した火力発電所のリプレース(建て替え)が進んでも、電力の供給力が不足する恐れがあるとの見通しも示した。
シナリオでは、40年と50年について複数の見通しを提示。40年には9000億~1兆1000億キロワット時、50年には9500億~1兆2500億キロワット時に増加すると試算した。19年時点の電力需要(8800億キロワット時)から、いずれも上振れする。
供給力は、原発や火力発電所の建て替えが進んだ場合でも、50年の最も多い電力需要のケースに対して2300万キロワット不足する。建て替えがどちらも進まない場合は、8900万キロワットの不足となる。シナリオは3~5年ごとに見直すが、定期的に示すことで、事業者が電源の開発を検討する際に役立ててもらう。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
-
カムチャツカ半島地震 津波対応振り返り【専門家】
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波が日本列島に到達。広い範囲で津波警報が発表されました。突然の警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。南海トラフ地震では、短時間でより大きな津波が襲います。教訓として残ったものは何か。企業の振り返りと専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。
2025/09/24
-
-
カムチャツカ半島地震 津波対応振り返り【企業】
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波が日本列島に到達。広い範囲で津波警報が発表されました。突然の警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。南海トラフ地震では、短時間でより大きな津波が襲います。教訓として残ったものは何か。企業の振り返りと専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。
2025/09/19
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方