2025/06/27
防災・危機管理ニュース
総務省が27日発表した6月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が110.3と、前年同月比3.1%上昇した。46カ月連続のプラスだが、上昇幅は4カ月ぶりに縮小。エネルギーの伸び率鈍化が寄与した。コメも2カ月連続で前月を下回った。
エネルギーの上昇率は3.6%と前月(8.7%)から縮小した。資源価格の下落などを背景に、電気代は5.3%(前月は10.8%)、都市ガス代は2.7%(同6.6%)となった。ガソリンは1.0%下落した。
水道料は34.6%マイナス。都による水道の基本料金無償化が影響した。
生鮮食品を除く食料は7.2%上昇と、6カ月連続で拡大した。米類は90.6%上昇と依然として高止まりを続けているが、上げ幅は2カ月連続で縮小。備蓄米の放出などで徐々に相場が落ち着いてきた可能性がある。
〔写真説明〕東京都内のスーパーに並ぶコメ=20日(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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