トカラ列島近海を震源とする群発地震で、14日午前8時32分ごろ、鹿児島県十島村・悪石島で震度4の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは約20キロ。地震の規模(マグニチュード)は4.2と推定される。
 村によると、島外避難者の帰島判断は早くて20日となった。村は、震度4以上の地震が5日間発生しないことを条件としている。
 同県の塩田康一知事と十島村の久保源一郎村長は14日午前、坂井学防災担当相とオンラインで対応を協議。塩田知事によると、島外避難者帰島時の経費支援などを要望したという。同日午後に記者会見した久保村長は「知事や大臣から長期的な支援をすると話があった」と述べた。
 気象庁によると、群発地震が始まった6月21日以降、体に感じる震度1以上の地震は14日午後4時までの累計で2022回に上った。同庁は引き続き最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けている。 

(ニュース提供元:時事通信社)