2025/07/15
防災・危機管理ニュース
【北京時事】中国の習近平国家主席は15日、北京の人民大会堂でオーストラリアのアルバニージー首相と会談し、経済・通商面での協力強化で合意した。両国関係は安全保障を巡っては依然として溝が深いが、習氏は連携で得られる「実利」を強調し、豪州への接近を図った。両国政府が発表した。
習氏は会談で「中国は16年間にわたって豪州の最大の貿易相手国であり、実質的な利益をもたらしてきた」と主張。豪州への友好姿勢を強調した上で、共同で「リスク」に対処すべきだと説いた。各国への高関税政策を掲げるトランプ米政権の動きを踏まえた発言だ。
アルバニージー氏は「豪州は自由で公正な貿易を強く支持する。国益に基づき、中国との関係を重視している」と応じ、気候変動対策や医療技術分野での協力にも意欲を示した。
〔写真説明〕15日、北京で握手を交わす中国の習近平国家主席(右)とオーストラリアのアルバニージー首相(ロイター時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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