単一のシステム基盤でもテナントごとにデータを分離して管理できる。

企業と顧客の接点に関するコンサルティングおよびソフトウェアを提供するバーチャレクス・コンサルティングは、あらゆる顧客情報を一元管理できるコールセンター/コンタクトセンターのためのCRMソフトウェア「inspirX(インスピーリ)」の最新バージョン5.9を提供する。新バージョンでは、特に要望の多かった「顧客データの閲覧制御機能」を新たに搭載し、マルチテナント環境での利用を可能にした。また、セキュリティの強化とオペレーターの業務効率向上を両立する多くの機能改善もあわせて実施した。

「インスピーリ」は、シンプルで使いやすいUIと優れたカスタマイズ性を備えたコールセンター向けCRMソフトウェア。近年多様化するコンタクトチャネルの応対履歴を一元管理し、インバウンドの応対管理からアウトバウンド業務、VOC(顧客の声)の活用まで顧客接点の様々な業務要求に柔軟に対応する。

新バージョンでは、顧客情報に「業務」の概念を紐づけることで、オペレーターが担当する業務に応じたデータのみを閲覧・操作できるようにした。これにより、単一のシステム基盤であっても、テナント(クライアント企業や事業拠点)ごとに顧客・案件・コンタクト履歴などのデータを分離して管理できる。担当外の情報へのアクセスを制限しつつ、本社などの管理部門では全社・全拠点データの横断的な把握・分析が行えるなど、柔軟なアクセス権限設計を実現できる。

音声認識・通話要約AIとのAPI連携も強化した。AIが生成した通話要約を「インスピーリ」の画面上で直接編集できるほか、編集前の内容も保持されるため、AIによる自動化の利点を生かしつつ人の手で要約を編集でき、より正確な応対履歴の蓄積が可能となる。コンタクト検索画面から要約内容を指定して検索することもでき、過去の応対履歴から必要な情報を迅速に見つけることができる。

案件の業務変更機能の強化、応対経過時間の表示機能の追加、テンプレート候補登録機能の拡充、全文検索インデックス設定機能の強化、ユーザビリティ向上などの機能強化・改善を実施した。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部