2025/10/08
定例セミナーダイジェスト
海外危機管理研修を開催
リスク対策.com は10月8日、東京・千代田区のリファレンス麹町で海外危機管理研修を開催した。元海上自衛隊1等海佐でエンドステートナビゲーション代表の浅野 潔氏が台湾を巡る国際情勢の激変に備えた、図上訓練の実施法を説明。ワークショップでは複数のシナリオについて対応を考え、退避計画の策定にも着手した。
浅野氏は「地図を見る視点を変えると見える世界が変わると」と話し、逆さに見るなど複数の見方を提示。そこから各国の動向と東アジアでの関係性から、地域的、地理的リスクの分析や想定される出来事について解説した。近年、注目されている認知戦についても「思考、判断、意味付け、価値観、信念を操作したり揺さぶったりする」と紹介。政府の対応を含め、事業と人材を中心とした経営資源を守る前提などを確認した。
グループに分かれて実施した図上訓練では、架空の電子機器製造会社を設定。現地法人や本社の対策本部の一員として、有事の対応について検討した。参加者は限られた時間と情報の中で、従業員の安全確保や事業継続の判断、資産の保全などについて活発に意見を出し合い、刻一刻と変化する事態に向き合った。最終的には退避計画の策定にまで着手した。
浅野氏は演習を振り返る重要性を伝え、「自社の危機管理体制が機能するか、確認してほしい」と締めくくった。
・広範囲の対応を考えたが、現実化したら複雑すぎる。ぞっとします。
・現地とのコミュニケーションの重要性を実感。普段から連絡する機会を設けないといけない。
・退避計画までは全く考えていませんでした。
・事前の準備で負担を大幅に減らさないと、このままでは対応できない。
・代替案であるプランBの重要性が理解できました。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/01/06
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/01/05
-
年末年始にサイバー攻撃は約2倍以上増加する
サイバー攻撃のリスクは、平日よりも休日に高まる傾向がある。デジタルデータソリューション株式会社(東京都港区)の調査によると、年末年始にはサイバー攻撃が約2倍以上に増加することが明らかになっているという。
2026/01/04
-
能登半島地震からまもなく2年
能登半島地震からまもなく2年。災害対応の検証も終盤に入っています。浮上した課題を反映し、災害関連法も変わりました。来年はこれらの内容をふまえた防災・BCPの見直しが加速しそうです。発災直後から被災地を調査し、石川県の初動対応を振り返る検証委員会の委員も務めた金沢大学准教授の青木賢人氏に防災・BCP強化の方向を聞きました。
2025/12/25
-
-
-
-
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方