【ラスベガス時事】世界最大級の家電・IT見本市「CES」が6日、米西部ネバダ州ラスベガスで開幕した。人工知能(AI)技術が急速に進化する中、今年はAIでロボットや自動車などを自律的に動かす「フィジカルAI」に注目が集まっている。
 会期は9日まで。米メディアによれば、CESには4000以上の企業や団体などが出展する。今年は新たにAIと量子コンピューターに関する技術を集めた会場「CESファウンドリー」も設置する。
 フィジカルAIは、センサーなどから集めた現実世界の情報を基にAIが意思決定を行い、物理的な機械を動かす技術。6日に基調講演を行った独総合電機大手シーメンスのローランド・ブッシュ最高経営責任者(CEO)は「AIが物理的なシステムに組み込まれる時、それはデザインや建造、工業生産を変革する力となる」と意義を強調した。
 日本企業では富士通が、人がいる空間でロボットが協調して動くための技術などを展示。日立製作所は製造現場の工場を自律的に稼働させる技術などを打ち出した。
 パナソニックは、AI半導体の需要が急増する中、半導体をより高密度に集積させる製造設備技術のほか、データセンター向けの蓄電や冷却システムを披露。米半導体大手エヌビディアは開幕前に、自動運転車開発のためのAI基盤「アルパマヨ」を発表している。 
〔写真説明〕開幕した世界最大級の家電・IT見本市「CES」の会場内部の様子=6日、米ラスベガス
〔写真説明〕開幕した世界最大級の家電・IT見本市「CES」の会場=6日、米ラスベガス

(ニュース提供元:時事通信社)