報告すべきか迷う情報 × 最初の一言 × 隠蔽と正直の分岐点
「まだ確認中です」が組織を沈める
八重澤 晴信
医療機器製造メーカーで39年の実務経験を持つ危機管理のプロフェッショナル。光学機器の製造から品質管理、開発技術を経て内部統制危機管理まで経営と現場の「翻訳者」として活躍。防災士として国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンDRR分科会幹事も務める。
2026/01/26
あなたの会社の危機対応力を鍛える新しいアプローチ
八重澤 晴信
医療機器製造メーカーで39年の実務経験を持つ危機管理のプロフェッショナル。光学機器の製造から品質管理、開発技術を経て内部統制危機管理まで経営と現場の「翻訳者」として活躍。防災士として国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンDRR分科会幹事も務める。
ここ数年、データ改ざんによる不正が突然発覚するケースが増えています。製品仕様に適合していないにもかかわらず、データの書き換えが行われていたり、燃費データや排ガス成分濃度が改ざんされているなど、さまざまな分野でこうした事件は後を絶ちません。今年も、中部電力・浜岡原子力発電所において、安全データの改ざん疑いが発覚しました。
こうした改ざんを未然に防ぐことは、リスクマネジメントの最重要テーマですが、一方で、既に起きてしまっていることを前提として、いかに早く発見し、対処するかを考えておくことも危機管理においては重要になります。
多くのケースで問われるのは「なぜ早期に報告されなかったのか」です。
さて、次のケースをあなたの会社に当てはめて考えてみてください。
部下が青い顔であなたのデスクに来ました。「すみません、過去のデータに問題があるかもしれません・・・」。この瞬間、あなたは何と答えますか?その「最初の一言」が、組織の運命を決めます。
2025年1月、中部電力・浜岡原子力発電所において、安全データの改ざん疑いが発覚しました。原子力規制委員会は審査を停止し、3月末までの詳細報告を求めています。
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