2026/06/29
防災・危機管理ニュース
政府が7月に策定する経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」の公共事業関係分の原案が29日、判明した。道路や新幹線整備といった公共事業の妥当性を判断する際、「(費用対効果に)過度に依拠せず、地域の命と暮らしを守る基盤機能などを踏まえた総合評価へ見直す」と明記。防災などインフラの多面的な機能を重視して整備を進める方向性を示した。
特に重視するインフラ分野として、高速道路や整備新幹線、リニア中央新幹線などを挙げた。道路に専用レーンを設け、自動カートで荷物を運ぶ「自動物流道路」の実現に向けた取り組みも加速するとした。建設業の人手不足を踏まえ、工事現場で自律的に業務を行えるロボットの導入なども推進する。
公共事業関連の予算編成の進め方も見直す。政府は従来、当初予算に加え、例年秋に編成される補正予算を合わせ必要額を確保してきた。骨太原案は「補正予算依存からの脱却」を図る方針を掲げ、今後は「恒常的な施策については当初予算で措置する」と明記した。
その上で、次年度当初の予算編成に当たっては必要経費を確保するため、要求上限を設けない運用に改める。補正予算は「真に緊要性の高い施策に限定する」とし、恒常的な経費の確保を目的とした編成は行わないこととした。
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- 骨太の方針
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/04
-
-
-
-
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
-
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29
-
-
事例研究で有事に備え、組織の体質改善で形骸化を防ぐ
組織レジリエンスの強化やサイバーセキュリティーの向上、サプライチェーンの強靭化など、危機管理やリスク管理担当者が関与する領域は年々拡大している。変化する社会状況にあわせ、担当者はどのように学び、備え、対応することが求められるのか。森総合研究所代表の森健さんは、自治体と企業で危機管理担当者としての経験を積み、現在はコンサルタントとして、企業や団体の危機管理の支援を手がけている。自身の経験を踏まえ、危機管理の担当者にどうアドバイスしているのか、話を聞いた。
2026/07/27
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方