最大震度7を観測した地震の影響で臨時休園していた熊本城(熊本市)が13日、再開した。10年前の地震では部分的な一般公開までに約2年半を要したが、今回は急ピッチで安全確認を進め、約2週間で一般客の受け入れにこぎ着けた。市の担当者は「熊本城は復興のシンボル。多くのお客さまに足を運んでもらうきっかけになれば」と期待を込める。
 午前9時の開園前には約200人が列をつくり、海外からの観光客も目立った。静岡市から訪れた岩品広敏さん(61)は、崩れた石垣を前に「立派なお城だが、心が痛い」と思いを寄せた。群馬県高崎市の60代の女性は「熊本には大変な思いをされている方が大勢いる。たくさん熊本の料理を味わい、お金を使って帰りたい」と笑顔で話した。
 熊本市によると、今回の地震では石垣の一部が崩れ、天守閣にひびが入るなど59カ所で被害が確認された。公開エリア内でも窓枠が外れたり、展示物のしゃちほこが欠けたりしたが、建物や設備に大きな異常はなかったという。 
〔写真説明〕地震の影響で臨時休園していた熊本城を訪れる観光客ら=13日午前、熊本市中央区
〔写真説明〕地震の影響で臨時休園していた熊本城を訪れた観光客ら=13日午前、熊本市中央区
〔写真説明〕地震で崩れた熊本城の石垣=12日午後、熊本市

(ニュース提供元:時事通信社)