【ニューヨーク時事】人工知能(AI)の管理を巡る国連主催の初の国際会合が6日、スイス・ジュネーブで2日間の日程で開幕した。AIの持つ可能性を確認し、リスクを低減しつつ活用していくための国際的なルール作りに向けて話し合う。
 グテレス事務総長は冒頭、AI技術に関し「制御できない速度で発展している」と警告。「計画も同意もないまま社会が実験台にされており、容認できない」と述べ、特に子供への影響や、AIが人間の判断を介さずに敵を殺傷する「自律型致死兵器システム(LAWS)」について強い懸念を表明した。その上で「革新にはガードレールが必要だ」と強調し、各国政府に対しルール策定に向けた行動を呼び掛けた。
 会合では、国連が設置した独立専門家パネルから現状報告が行われ、議論の土台となる科学的根拠を提示。▽AIの機会と影響▽AI格差の解消▽安全で信頼できるAI▽人権の尊重と保護―の4項目について、各国代表が議論を進める。 
〔写真説明〕国連のグテレス事務総長=4月27日、米ニューヨーク(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)