ウクライナ軍参謀本部は6日、ロシアの西シベリア・オムスク州にある国内最大のオムスク製油所を攻撃したと発表した。同製油所は国境から約2500キロ離れており、被害を受けるのは今回が初めてとみられる。
 同州のホツェンコ知事は6日、「製油所が無人機攻撃を受けた」とSNSに投稿。大半を防空システムが破壊し、死傷者は出ていないとしたが、現場で緊急部隊が活動しているとも明かした。
 カザフスタンとの国境近くに位置するオムスク製油所は石油大手ガスプロムネフチが所有する。ウクライナ軍参謀本部によれば、精製能力は年間2100万トン以上で「ロシア最大」。国内最大級の製油所11カ所のうち、唯一ウクライナ軍の攻撃を受けていなかったとされる。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は6日のビデオ演説で、今回の攻撃について「ロシアの石油経済への大きな打撃だ」と成果を強調。ウクライナの改良型ドローンは「シベリアを精密攻撃の射程内に収めた」と述べた。 
〔写真説明〕ウクライナのゼレンスキー大統領=1日、アイルランド・ダブリン(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)