2026/07/28
防災・危機管理ニュース
28日に起きた地震で最大震度7が観測された熊本県。「余震が続き怖い」「10年前よりひどく感じた」。不安を抱えた住民らが避難する中、家屋の倒壊や火災も発生し、自治体などが被害の把握を急いだ。
震度7の揺れを観測した宇城市の福祉施設「宇城市保健福祉センター」では、多目的ホールの天井が一部はがれ落ち、調理室の食器が散乱した。施設内には職員と来館者合わせて約20人いたが、けが人はいなかったという。
施設職員の男性(39)は「いきなりズンとくるような強い揺れがきた」と驚いた様子。施設では停電と断水が続いているといい、「避難所の準備をしなければならない」と話した。
10年前の熊本地震で震度7を観測した益城町では震度6強を記録。同町の文具店「東文堂」の代表、北川裕子さん(65)は「10年前の地震で自宅や店が倒壊し、ゼロからのスタートで本当に大変だった。やっと生活が楽になると思っていたのに、心が折れる」とがっかりした様子だった。
町内の飲食店で働く女性は「冷蔵庫が倒れ、ガラスや皿が割れ、店内はもうぐちゃぐちゃでひどい状態。今も余震が来ていて、怖い」と声を震わせた。
今回、震度6強を観測した八代市によると、地震直後から家屋の倒壊や道路の寸断など被害を訴える電話が市役所に相次いだ。同市危機管理課の秋永誠一課長補佐は「立っていられないくらい激しい揺れが20~30秒続いた。10年前よりひどく感じた」と話す。「被害の詳細が分からないので情報収集を進めたい」と緊迫した様子で語った。
震度6強の揺れを観測した熊本市南区。図書館などが入る飽田まちづくりセンター(同区)の津田幸典主幹は「長い横揺れで驚いた。(センターが)避難所として指定されているため片付けや安全確認をしていきたい」と話した。
〔写真説明〕地震発生後、建物の外で避難する人たち=28日午後、熊本市中央区
(ニュース提供元:時事通信社)

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