熊本県で震度7の揺れを観測した28日午後の地震では、被災地の工場の稼働や荷物の配送が停止するなど、経済活動に影響が広がっている。日本製紙の八代工場(同県八代市)では煙突が倒壊。イオンは、イオンモール熊本(同県嘉島町)で爆発が発生。各社とも被害状況の確認を急いでいる。
 日本製紙は煙突が倒壊した八代工場で人的被害が発生していないか調べている。イオンは、イオンモール熊本の被害状況について「地震後にお客さまと従業員が施設外に避難し、その後爆発した。被害については確認中」と説明している。
 トヨタ自動車は、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)の福岡県内の3工場の稼働を停止。従業員の被災や設備の被害はなく、物流への影響を確認中。29日には稼働を再開する予定だ。湖池屋も、九州阿蘇工場(熊本県益城町)の生産を停止した。
 ヤマト運輸は熊本県全域での営業を停止。佐川急便は同県全域で荷物の集荷・配達を見合わせ、日本郵便も同県を発着するゆうパックの取り扱いを停止した。九州を発着する荷物の運送に遅延が発生している。 

(ニュース提供元:時事通信社)