熊本県で最大震度7の揺れを観測した地震の震源付近やその周辺では、地震活動が活発に続いている。気象庁によると、今回の地震をはじめ、体に感じる震度1以上の揺れは29日午後2時までに195回観測された。うち、震度5弱は3回、震度4は11回に上った。
 同庁は、揺れの強かった地域では、家屋倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているとして、今後の地震活動や雨の状況に注意し、危険な場所に立ち入らないよう呼び掛けている。
 28日に記者会見した気象庁の清本真司地震津波対策企画官は、今回の地震の活動域は熊本県内陸から八代海にかけての約50キロと広範囲にわたると指摘。今後について、「地震が発生する場所や規模によっては、今回の地震よりも強く揺れる場合がある」と話し、地震発生から約1週間は最大震度7程度の地震に注意が必要とした。
 今回の震源の近くには、2016年に一部区間がずれ動いて震度7を引き起こしたと考えられている日奈久断層帯がある。清本企画官はこの断層帯が今回もずれ動いたかはまだ分からないとしつつ、「日奈久断層帯に沿って地震活動が活発になっているように見える」とも述べた。 
〔写真説明〕熊本県で震度7を観測した地震について説明する気象庁の清本真司地震津波対策企画官=28日、東京都港区

(ニュース提供元:時事通信社)