2026/07/31
防災・危機管理ニュース
トヨタ自動車は31日、高級車「レクサス」などを生産する愛知県田原市の田原工場の稼働を8月3日から7日まで停止すると明らかにした。福岡県の3工場も稼働停止を5日まで延長した。熊本地震に伴って部品供給などが滞っている影響が一段と広がった。
田原工場はレクサスの乗用車のほか、スポーツ用多目的車(SUV)「ランドクルーザー」などを生産している。岡山県倉敷市の三菱自動車水島製作所も31日まで一部車種の生産を停止しており、影響は九州の外にも及んでいる。
トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)の福岡県内3工場は、29日朝にいったん稼働を再開したが、同日夕に再停止。31日までの予定だった停止期間を延長した。ダイハツ工業は、大分県と福岡県にあるダイハツ九州(大分県中津市)2工場の稼働停止を8月5日まで延ばした。日産自動車も福岡県の2工場で一部車種の生産停止を同日まで延長した。ホンダは熊本製作所(熊本県大津町)の稼働停止を7日まで延ばし、設備の復旧を急ぐ。
トヨタ系部品メーカー、アイシン九州(熊本市)は工場が被災し、稼働を止めている。自動車のドアの重要部品を生産しており、トヨタ以外との取引も多い。電源設備などの調査は終えており、「動かせるラインから点検している。安全を確認できたら生産を開始する」(アイシンの近藤大介副社長)方針。別の工場での代替生産なども検討する。
自動車業界は、トヨタなどの完成車メーカーを頂点に1次、2次、3次と部品メーカーが連なる多層構造だ。直接的な取引がない小規模メーカーの状況把握には時間がかかる。
九州に三つの製造拠点を持つトヨタ系自動車部品大手デンソーは、工場を稼働させながら仕入れ先の状況調査を進めており、「震源地に近いところに工場を構えている仕入れ先もある」(幹部)と影響拡大を懸念している。
〔写真説明〕トヨタ自動車のロゴ(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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