【バンコク時事】タイ政府が、15歳以上の国民500万人を対象に、生成AI(人工知能)サービスを無料提供する取り組みに乗り出した。アヌティン首相は19日、「AIへのアクセスが広がれば、収入創出、事業発展、国の能力向上につながる」と強調。積極的な参加を呼び掛けている。
 米オープンAIの「チャットGPT」や米グーグルの「ジェミニ」など30種類以上のサービスについて、政府が立ち上げるプラットフォームから利用できる。19日に事前登録が始まり、登録者は既に100万人を超え、人気を集めているもようだ。
 地元メディアによれば、タイのAI普及率は10.7%で世界平均16.3%を下回る。1年間の期限付きで利用料を肩代わりすることで、タイ政府は2027年中に普及率を20%以上へと引き上げたい考え。デジタル人材の育成や労働生産性の向上を目指すほか、国民間のAI利用の格差縮小も狙っている。 

(ニュース提供元:時事通信社)