【ニューヨーク時事】キューバにあるグアンタナモ米海軍基地の軍事法廷は28日、2001年9月に起きた米同時テロの主犯格とされる国際テロ組織アルカイダ幹部のハリド・シェイク・モハメド被告による連邦捜査局(FBI)への供述について、証拠として採用できないとの判断を下した。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた。
 供述は07年にFBIが基地で実施した尋問に対するもので、軍事法廷は「供述が任意になされたと立証できない」と結論付けた。被告は06年に基地に移送されるまで、中央情報局(CIA)から水責めなどの過酷な拷問を受けていたことが明らかになっており、証拠の有効性が長く争点となってきた。
 検察側は既に、拷問から得られた供述を証拠から除外。軍事法廷はFBIへの供述もCIAによる拷問の心理的影響が排除できないと判断した。 
〔写真説明〕ハリド・シェイク・モハメド被告(米政府提供・AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)