2026/08/29
防災・危機管理ニュース
栃木県鹿沼市の東武日光線新鹿沼駅で、作業員4人が特急列車と衝突し死亡した事故で、手前の踏切で接近を警戒する中継見張り員が、所属する警備会社に「事故当時は移動中で、踏切の反対側にいた」と説明していることが29日、関係者への取材で分かった。
中継見張り員は「現場近くの列車見張り員らに『踏切の遮断機が下がってきたので列車が来る』と無線連絡した」とも話しているという。見張り員が配置に就く前に作業が開始された可能性があり、県警などが事故原因を調べている。
東武鉄道によると、当日の除草作業は、元請けの「東武建設」(同県日光市)と下請けの建設会社、警備2社の計10人が従事。見張り態勢は、現場近くに列車見張り員1人、約300メートル離れた踏切2カ所に中継員2人が配置に就くことになっていた。
関係者によると、駅手前の上り線踏切で警戒に当たる予定の1人は事故当時、移動中だったため配置完了の連絡を東武建設の作業指揮者らに入れる前だった。事故直前は踏切の反対側にいて、遮断機が下りたのを見て「列車が来る」との無線連絡を入れたといい、もう一人の中継員も「無線を聞いた」と証言しているという。
〔写真説明〕20日、事故があった栃木県鹿沼市の駅構内を調べる国土交通省鉄道事故調査官ら
(ニュース提供元:時事通信社)

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