企業拠点の「水リスク」を流域の水循環から可視化する

⽔資源・⽔災害・⽔環境分野のソリューション&コンサルティング事業などを手掛ける地圏環境テクノロジーは、企業の拠点ごとの実態に即した「水リスク」マネジメントを支援するサービス「流域リスクレンズ」を提供する。MS&ADインターリスク、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスと共同で開発したもの。表流水の減少や地下水の枯渇、排水による環境影響など、スコア評価では捉えにくい拠点ごとの水リスクを具体的に示し、実務に落とし込める対応策を提供する。

同サービスでは、気候変動や水需要の変化にともない企業の重要課題となっている「水リスク」について、「リスク拠点スクリーニング」と「拠点別の水リスクアセスメント」を組み合わせ、その把握から重点拠点の詳細な評価までを一貫して実施する。

「リスク拠点スクリーニング」では、取水・排水情報と流域の水循環情報をもとに、優先的に取り組むべき重要拠点を抽出する。世界資源研究所(WRI)の水リスク評価プラットフォーム「Aqueduct(アキダクト)」などの評価結果をベースに要注意拠点を抽出するほか、流域の水の流れや保護地域・重要エリアとの近接性を確認し、水リスクの高い拠点を優先的に絞り込む。

「拠点別の水リスクアセスメント」では、抽出した拠点について、取水リスク、排水影響、水源の安定性、地下水との関係などを多角的に分析する。水源の安定性、水質リスク、排水リスク、将来の気候変動影響などを踏まえ、管理すべき範囲と優先対応の方向性を示す。

これらの分析結果を通じて、全社の水リスク棚卸しや優先順位付け、現場のモニタリング体制の検討、ESG情報開示、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)対応、BCP、設備投資、海外展開企業の開示などに役立つ情報を提供する。

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リスク対策.com 編集部