2026/09/28
防災・危機管理ニュース
熊本県で最大震度7を観測し、災害関連死の疑いを含めて38人が犠牲になった熊本地震は28日、発生から2カ月となった。仮設住宅への入居開始や九州新幹線の全線再開など復旧・復興への歩みは進むが、避難所には1500人を超える被災者が身を寄せている。
県によると、25日時点で1514人が県内32カ所で避難所生活を余儀なくされている。住宅被害は7万1518棟で、全半壊は9540棟に上る。1万663棟は被害程度の判定が終わっていない。公費解体の受け付けは776件にとどまる。
最大約10万8000戸で発生した断水は、応急復旧が完了。ただ、井戸水への依存度の高い八代市では約4500世帯で被害が報告されており、全面復旧のめどは立たない。
一方、応急仮設住宅は氷川町と甲佐町、宇城、熊本両市で計10団地182戸が完成し、被災者の入居が始まった。年内に計25団地700戸の整備・入居を予定している。自宅敷地内に設置する仮設住宅も、氷川町で着工が始まった。
18日には、地震発生以来運転を見合わせていた九州新幹線の熊本―新水俣間が再開。JR九州は鹿児島線の宇土―八代間についても、10月10日から運行を再開すると発表している。
10月からは、観光需要の喚起策として旅行・宿泊料金の最大60%を割り引く「熊本ふっこう応援割」が始まる。県によると、県内約370の宿泊施設が参加し、9月15日から販売を開始した。発売直後に予定数に達した施設もあるという。
〔写真説明〕倒壊し、ブルーシートが掛けられた建物=27日、熊本県氷川町
〔写真説明〕避難所に指定されている中学校の体育館=27日、熊本県氷川町
(ニュース提供元:時事通信社)


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