2016/09/01
防災・危機管理ニュース
もしもあなたが防災担当者になったら?
地域との連動にも目配りできれば尚ベスト
311ネットでは、子どもたちへの防災教育と同時に、防災教育と地域における防災の知識を併せ持った大人の人材育成も必要と考え、「防災教育ファシリテーター養成講座」も開催している。

「防災教育には地域の知見が必要です。発災の時、学校が避難所となるため、学校事情を理解している大人の存在は重要です」(石田さん)。
これは会社で言えば、ビルにある会社ならテナント同士、独立した社屋があるなら近隣との連動ということになるだろう。ここまではなかなか取り組めないかもしれないが、合同で防災訓練を企画したり、交流の機会を持ったりすることで共助の仕組みが築かれるだろう。
今回は311ネットの取り組みから発想を得て、企業で無理なく防災を取り入れる工夫を考えてみた。企業以外の組織、団体でも、よく見て行くと防災と結びつけられるポイントがあるはず。もしあなたが「防災係」に任命されたら、一踏ん張りして真に役立つ防災を手がけて欲しい。
(ライター/有川美紀子)
<関連リンク>
かながわ311ネットワーク
http://kanagawa311.net
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方