パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社の連結子会社であるヴイ・インターネットオペレーションズ株式会社は12日、ウェアラブルカメラに対応する映像監視システムを2017年2月より提供すると発表した。

提供するのは「Argos View(アルゴスビュー)」というシステムで、対応するのは2017年2月に発売予定のパナソニック株式会社製ウェアラブルカメラ「AG-WN5K Argos View対応版」だ。

一般的な防犯カメラは壁などに固定して使用するため、撮影時に死角が発生する。特に混雑する空港・観光地・イベント会場などでは、警備が行き届かない可能性がある。

警備員が身に着けられるウェアラブルカメラに対応することで、固定式防犯カメラの死角を補完し、より効果的な警備を実現する。このカメラを着用した警備員を急行させると、現場の様子をセンターなどの複数拠点で共有し、指示を送ることができる。その様子を録画し、記録として残すこともできる。

映像表示画面のカメラ映像切り替えなどに影響されない「並行録画機能」や、ウェアラブルカメラに向けてセンターからの指示を行う「双方向会話機能」も兼ね備えている。

価格は、1システム300万円~。基本システム+ウェアラブルカメラ連携のオプション価格となる。2020年度末までに50システムを目指す。

(了)