2017/02/23
防災・危機管理ニュース
NTTデータ経営研究所は20日、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象に実施した「東日本大震災発生後の企業の事業継続に係る意識調査(第4回)」の結果を発表した。現在BCPを策定済みの企業は約4割、策定中を含めると6割を超えるが、「BCP検討途中で策定を断念してしまっている企業も多い」(同社)などの結果が出た。
2011年7月に実施した第1回調査から、第2回2013年1月、第3回2015年1月に実施している継続調査。企業の事業継続に対する取り組みや意識にどのような変化が生じたか、各社はBCPの運用・管理(BCM)について現在どのような課題認識を持っているかについての内容となる。
BCP策定済み企業は2013年1月時点で、東日本大震災前の25.8%と比較して約1.5倍の40.4%に増加したものの、それ以降は増加傾向が弱まり、2017年1月時点で42.1%と停滞している。
BCP策定中の企業は、2013年1月時点から10.3ポイント減の19.7%。同社は「BCP検討途中で策定を断念してしまっている企業も多いことが予測できる」とする。
現在の企業の事業継続に向けた取り組みについては、「BCP策定済み」と回答した企業で9割超、全体でも7割強の割合で初動段階の取り組みは策定されている。しかし応急・復旧段階での対策となると策定済み企業でも、復旧方針および自社施設・設備/情報システムの代替策策定は5割程度。人的リソースの代替策については4割とさらに低く、取引先など外部との連携に係る部分にいたっては3割を切る。
(了)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/17
-
-
-
-
-
今年の夏は大規模停電のリスク大?
今年の夏、東京電力管内を中心に電力不足が懸念されています。需要に対する供給力の余裕を示す「予備率」が1パーセントを切る見通しで、もしそこで突発的な発電所の事故や故障が起きれば予備率はさらに低下、マイナスに陥りかねません。大規模停電のリスクについて、東京電機大学名誉教授の加藤政一氏に聞きました。
2026/02/12
-
-
-
海外危機管理マニュアルの作成が急務
海外に社員を送り出す企業にとって、緊急事態が発生した際の対応体制は必須。どんなに現地に慣れたベテランでも、自分の身を守り切れない事態は起き得ます。ましてや現在は安全保障上の国家対立が深まり、東アジアの緊張も高まっている時代。海外危機管理サービスを手がける安全サポートの有坂錬成代表取締役に、海外進出企業が取り組むべき対策を聞きました。
2026/02/05








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方