2017/07/26
防災・危機管理ニュース
気象庁は21日、「ヒートアイランド監視報告2016」を公表した。100年あたりの気温の変化率が東京で3.3℃となるなど、都市化の進んだ場所での気温上昇率が高い。さらに冬の気温上昇が顕著であることもわかった。
100年あたりの変化率は主として1931~2016年までの統計から全国15地点で算出した。年平均気温の上昇率は最も大きい東京が3.3℃、福岡が3.1℃、名古屋が2.9℃、鹿児島が2.8℃となっている。
上昇の大きい東京は季節別に見ると冬4.4℃、春3.3℃、夏2.2℃、秋3.4℃で特に冬の上昇が顕著。冬の上昇は全国的にも大きく、横浜も3.5℃、札幌は3.4℃、仙台と名古屋が3.0℃となっている。
日最高気温は横浜が2.4℃、大阪が2.2℃、東京と福岡が1.7℃上昇。日最低気温の方が全国的に大きく上昇し、福岡が5.0℃、東京と札幌が4.5℃。東京は冬の日最低気温の上昇が6.0℃にまで達している。
■ニュースリリースはこちら
http://www.jma.go.jp/jma/press/1707/21a/himr_2016_h29press.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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