2017/10/19
防災・危機管理ニュース
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日本気象協会は18日、24~26日の3日間、「ドローン向け気象情報提供のデータ連携」と「ドローンによる気象観測」の実証実験を、福島県南相馬市の福島浜通りロボット実証区域で実施すると発表した。実証試験の結果をもとに、ドローン向け総合気象情報提供機能の開発を進め、ドローンの利活用拡大と安全で効率的なドローン運航の実現を目指す。同期間中に日本無人機運行管理コンソーシアム(JUTM)が主催する「2017年度JUTM福島社会実証:人とドローンが共生する未来社会の実現に向けて」に参加する17事業者に気象観測や予測のデータを提供し、より多くの利用者のニーズの把握を行う。
ドローン離発着場に気象センサーと、計測対象の移動速度を計測するドップラーライダーを設置。気象センサーでは地上気象の観測を行い、ドップラーライダーでは高度50~150mの風を測定し、雨、風などの予測データをドローン運航管理システムに配信して連携試験をする。また気象センサーを搭載したドローンを飛行させ、高度50m、100m、140mの気象観測を行い、ドップラーライダーの観測との比較により精度を検証する。
NEDOは、「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」において、物流、インフラ点検、災害対応などの分野で活用できる無人航空機およびロボットの開発を促進するとともに、社会実装するためのシステム構築および飛行試験などを実施している。日本気象協会は同プロジェクトの中で、ドローン運航管理システム向けの総合気象情報提供機能の研究開発に取り組んでいる。ドローンの活用を物流、インフラ点検、災害対応などの分野で進めるためには、ドローンの安全飛行を妨げる突風や豪雨、雷、霧などの気象現象を詳細かつ正確に把握し、予測することが重要であることから、日本気象協会はドローン向け気象情報を「把握」「予測」「提供」する技術の開発を進めている。
■ニュースリリースはこちら
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100861.html
(了)
リスク対策.com:横田 和子
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