2022/02/01
2022年2月号 雪氷災害対策の最先端
企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】2月号
2月~3月はまだ厳しい寒さが続き、太平洋側でも雪の降る可能性が高い季節。雪道や凍結した路面でのスリップ事故やスタック(立ち往生)が、今シーズンも各地で起きています。幹線道路の大規模スタックは物流の長期停止にもつながり、企業の事業継続に与える影響はけっして小さくありません。

2020年暮れから2021年にかけて北陸地方で立て続けに発生した大規模スタックは、高速道路や国道が雪に弱いことを浮き彫りにしました。またスタックのみならず、雪崩、吹雪、雪下ろしなども、人命を危険にさらす冬場の重大リスクです。今回の特集は雪氷災害対策の最先端を、防災科学技術研究所雪氷防災研究センターと高速道路管理者のNEXCO 中日本に聞きました。

事例紹介は、新型コロナの感染対策と事業継続対策を緩められないなかで地震が頻発している状況に鑑み、危機の同時発生を前提としたBCPの見直しと大規模災害対応にフォーカス。さまざまな危機に対応できるようBCPを見直して社員への浸透を図る企業と、持てる資源を総動員してハード・ソフト両面から巨大災害に備える自治体の取り組みを紹介します。
2022年2月号 雪氷災害対策の最先端の他の記事
- 大規模立ち往生回避へ「予防的通行止め」
- 降雪・吹雪・雪崩・路面凍結はどこまで予測できるか?
- 雪氷災害対策の最先端
おすすめ記事
-
-
-
燃料を止めるな! GSの防災・BCP災害時に機能する供給システムとオペレーション
石油製品の卸・販売、GS(ガソリンスタンド)運営を行う総合エナジー株式会社環境防災事業部開発・営業統括部長の服部洋氏に、災害発生時、電気や水と並んで重要なガソリンの供給を止めないための備えについてお話しいただきました。2022年6月21日開催。
2022/06/23
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2022/06/21
-
-
防災・BCPの実務ノウハウを他社にオープン化
重電機メーカーの明電舎は自社のBCPノウハウを他社にオープン化するとして、専門の事業会社レジリエンスラボを社内に設立しました。BCP/BCMの構築・運営を手助けするとともに、共同備蓄の枠組みもつくります。実際にPDCAをまわしてきた体験を生かし、現場実務に即した支援サービスを展開していく考えです。
2022/06/17
-
-
独自調査 富士山噴火時の企業の対応その2
リスク対策.comは、もし富士山が噴火したら企業がどのような行動をとるのかを探るため、 シミュレーション方式によるアンケート調査を実施。噴火警戒レベルが高まった時点、噴火発生時点、降灰が本格化した時点など、フェーズごとにシナリオを提示し、自社がとるであろう行動を選択肢から選んでもらいました。報告の第2弾として、シミュレーションを通じて明らかになった課題を解説します。
2022/06/14
-
元ニューヨーク市緊急事態管理局副長官が語る危機管理担当者の役割
危機管理担当者の役割とは何か。5月25日に開催した危機管理カンファレンスでは、元ニューヨーク市緊急事態管理局副長官で、現NYU Langone Health社エマージェンシーマネジメント・レジリエンス担当シニアディレクターのケリーマッキニー氏が講演した。2001年の同時多発テロ、そして世界最悪の感染状況とも言われたCovid-19への対応を通じて何を学んだことは何か。危機管理担当者はいかなる心構えで、危機発生時に何をすべきか。講演内容を紹介する。
2022/06/12
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方