2022/04/01
2022年4月号 再考迫られるリスクマネジメント
企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】4月号

ウクライナ危機のなか、国会では経済安全保障推進法案の審議が本格化しています。経済安全保障はいまに始まった議論ではないとはいえ、それでも、経済が外交上の武器になることがこれほどあからさまに、世界中に示されたことは近年ないでしょう。それは自由主義に立脚した国際秩序の崩壊をも予感させています。
緊迫する国際情勢、安全保障、経済活動――これらの符号は何を意味し、日本は何をすべきか。問題解決に向けた国としての取り組みは緒についたばかりです。多くの判断と行動が個々の企業に委ねられているいまはまさにリスクマネジメントの出番。緊急インタビューと緊急調査により、日本企業の現状、持つべき視点、考えるべき対策を探ります。

事例紹介は、多くの企業が組織体系や人員配置を刷新する年度替わりの4月に鑑み、防災・BCP体制見直しの参考となるよう、従業員を本気にさせることを目指して繰り返しの改善に取り組んできた実務者の声をQ&Aで紹介。BCP事務局としての悩みや従業員が意識を変えたターニングポイントなどを、臨場感を持って語っていただきました。
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/26
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方