2022/04/21
防災・危機管理ニュース

全国46都道府県にパチンコホールを展開する株式会社ダイナム(本社:東京都荒川区西日暮里、代表取締役:保坂明氏)は4月19日(火)、岡山県倉敷市内にあるダイナム3店舗と倉敷市との間で「災害時等における施設利用の協力に関する協定」を締結したと発表した。今回の防災協定は、地域住民の安全確保を目的としており、倉敷市内で災害が発生した際に、児島店、岡山真備店、岡山倉敷中島店の駐車場の一部を地域の避難場所として提供する。また食料や飲料水等の物資も合わせて提供する内容。倉敷市は2018年の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で真備町地区を中心に河川の決壊などで大きな被害を受けた。同社によれば協定締結式で伊東市長は「平成30年7月豪雨は 、私たち倉敷市民にとって経験したことのない未曾有の大災害で、貴社の店舗も甚大な被害を受けました。そうした中、貴社におかれましては災害廃棄物の仮置き場、自衛隊の駐屯地及び臨時バスの駐車場の提供など、復旧活動に多大な協力をいただきましたことを、私たちは忘れることができません。今回の協定を契機に、市全体のさらなる防災力強化を図ってまいります」と述べたという。
同社と地方自治体との防災協定締結は今回の締結で68件目。同社広報部では「今後も、地域とのさらなる共生を目指して、地域社会の発展につながる貢献活動を継続してまいります」とコメントしている。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/06/24
-
-
-
柔軟性と合理性で守る職場ハイブリッド勤務時代の“リアル”な改善
比較サイトの先駆けである「価格.com」やユーザー評価を重視した飲食店検索サイトの「食べログ」を運営し、現在は20を超えるサービスを提供するカカクコム(東京都渋谷区、村上敦浩代表取締役社長)。同社は新型コロナウイルス流行による出社率の低下をきっかけに、発災時に機能する防災体制に向けて改善に取り組んだ。誰が出社しているかわからない状況に対応するため、柔軟な組織づくりやマルチタスク化によるリスク分散など効果を重視した防災対策を進めている。
2025/06/20
-
サイバーセキュリティを経営層に響かせよ
デジタル依存が拡大しサイバーリスクが増大する昨今、セキュリティ対策は情報資産や顧客・従業員を守るだけでなく、DXを加速させていくうえでも必須の取り組みです。これからの時代に求められるセキュリティマネジメントのあり方とは、それを組織にどう実装させるのか。東海大学情報通信学部教授で学部長の三角育生氏に聞きました。
2025/06/17
-
-
入居ビルの耐震性から考える初動対策退避場所への移動を踏まえたマニュアル作成
押入れ産業は、「大地震時の初動マニュアル」を完成させた。リスクの把握からスタートし、現実的かつ実践的な災害対策を模索。ビルの耐震性を踏まえて2つの避難パターンを盛り込んだ。防災備蓄品を整備し、各種訓練を実施。社内説明会を繰り返し開催し、防災意識の向上に取り組むなど着実な進展をみせている。
2025/06/13
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方