東京都は2月13日、企業の防災担当者向け防災情報の一元管理プラットフォーム「事業所防災リーダー」のβ版(試用版)を先行リリースした。今年度から開始した事業所防災リーダー制度は、防災に対する日常の取り組みや、気象などの注意情報をメールマガジンやLINEで事前登録した企業の防災リーダーらに配信している。β版では登録者専用のページが用意され、重要な災害情報がいつでもサイト上で一目で分かるようになっている。GISを活用した東京都防災MAPも組み込まれていて、防災に関する情報がワンストップで入手できるほか、同じ企業・事業所で登録しているメンバーと電子ファイルや防災リンクを共有することもできる。

都によると、事業所防災リーダーの登録企業数は2月7日時点で約800社で、そのうち536社の企業名がホームページ上で公開されている。リーダーの登録者数は2800人に上る。今後1ヵ月ほど程度、ユーザーからの感想や意見を受け付け、正式版は3月中旬のリリースを予定しているという。