2024/01/19
防災・危機管理ニュース
総務省は19日、能登半島地震の発生直後からSNSで拡散した偽情報・誤情報に関するX(旧ツイッター)など主要4事業者の対策を公表した。監視強化や規約に反した投稿の削除が中心。事業者側の取り組みだけでは限界があることから、同省は情報の受け手に対しても信頼できる発信源を見極めるよう呼び掛けている。
SNSでは1日の地震発生直後から、存在しない住所を記載した救助要請や「人工地震」説などの投稿が飛び交った。避難した被災者に公的機関が費用負担を求めるとの誤情報も広がった。一部は収益目的とみられている。
このため総務省は2日、X、メタ(旧フェイスブック)、グーグル、LINEヤフーの4社に対し、利用規約を踏まえた適正な対応を要請。5日には偽情報対策の具体的な内容などを報告するよう求めた。
報告によると、メタとLINEヤフーは、規約に反した投稿の削除などを実施。グーグルはユーチューブの監視体制を強化した。Xは、QRコードを使った寄付の要求を行う疑わしいアカウントの凍結に取り組んでいるという。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
-
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
リスク対策.comは、PDF媒体「月刊BCPリーダーズ」2023年1月号~12月号に掲載した企業事例記事を抜粋し、テーマ別にまとめました。合計16社の取り組みを読むことができます。さまざまな業種・規模の企業事例は、防災・BCP、リスクマネジメントの実践イメージをつかむうえで有効。自社の学びや振り返り、改善にお役立てください。
2024/04/22
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方