サステナブル経営とレジリエンス強化
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社会課題と中長期の戦略投資
企業活動を通じて社会課題の解決に貢献すること(社会課題のビジネス化)は、企業にとって新たなタイプの新規事業といえる。企業が新規事業を既存ポートフォリオに組み込む際の検討は、一般に次のステップを踏むこととなる。
2025/12/07
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社会課題の解決とイノベーションのジレンマ
大きく変化している社会の期待に企業はどのように応えてゆくのか、企業が社会の発展と自社の持続的成長をどのように両立させてゆくのか、新たな事業領域での競争力をいかに強化してゆくのか、これらへの対応が重要な経営課題となっている。
2025/11/26
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外部性への意識とサステナブル経営
われわれにとってどのような未来が望ましいのか、将来どのような社会にしてゆきたいのか、といった視点は社会課題の解決を考える際の起点となる。そして、今後の社会のあり様を描き、社会の進むべき方向性を明らかにしてゆく役割は、社会の構成員全員(国家、政治、企業、市民など)が担っている。また、具体的な課題解決においては、構成員全員がそれぞれの役割や機能を果たしてゆかねばならない。
2025/11/16
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環境変化への対応力の強化
企業を取り巻く社会的価値観が大きく変化している。企業はまずその変化の本質を把握しなければならない。なぜなら、企業活動と社会の価値観にギャップが生ずれば企業の存続を揺るがし、持続的成長は望めないからである。
2025/10/26
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サステナブル経営における社会課題のビジネス化の意味
企業は、持続可能な開発目標の中で掲げられている社会課題の解決に対して、事業活動を通じた貢献といった社会的要請に向き合う必要がある。必然的にESGの視点を経営に取り込み、経済的価値と社会的価値を両立させてゆくことを新たな経営課題と認識することとなる。
2025/10/11
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サステナブル経営と企業の長期戦略
企業と社会問題というテーマについて、経営学の視点からその変遷を振り返っておきたい。これは、経営者にとって誰が重要な利害関係者(ステークホルダー)であるかという問題と表裏の関係にある。当初、企業にとっての社会は企業内で働く労働者集団であった。
2025/09/25
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社会的価値観の変化とサステナブル経営
持続可能性(Sustainability)という概念が国際議論の場で登場した経緯について、国連での議論を中心に追ってみたい。1972年に国連人間環境会議がストックホルムで開催された。環境問題についての世界で初めての大規模な政府間会合(通称、ストックホルム会議)である。この中で持続可能な発展という概念が議論され始めた。
2025/09/19
