鳥類のコロナウイルスは様々な変異をひんぱんに起こす(写真:写真AC)

前々回、鳥類のコロナウイルスには、同一個体に再々感染し、感染するつど感染したコロナウイルスに対する抗体を産生する、すなわち二度罹り、三度罹りは珍しくないことを紹介しました。

前回は、鳥類のコロナウイルスでは、一度鳥類に感染すると感染は長期間に及び、持続感染と言われる感染が成立する、とくに免疫機能が発達していない幼若な時期のヒナに感染するとその傾向が強く現れることを紹介しました。

インフルエンザウイルス感染とは異なる種類の感染が、コロナウイルス感染では起きる可能性があります。

今回は、コロナウイルスの変異は珍しくなく、様々な変異が起きていることを、鳥類のコロナウイルスである鶏伝染性気管支炎(avian infectious bronchitis: IB)ウイルスを用いて筆者らがかつて行った実験をもとに紹介します。

鳥類のコロナウイルス感染病の一つであるIB(鶏には解剖学上気管支は存在しないのですが、病名だけはあるのです)の発生が続いたために、養鶏大国のアメリカは大きな被害を受けました。アメリカを中心に早くから研究が進められた結果、IBウイルスは長い間、コロナウイルスの代表的なウイルスでした。

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