現場実務者が失敗と成功から紡いだ本物の危機対応
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訓練担当者の使命感が目覚めるとき
イメージ(Adobe Stock)1. はじめに 「また訓練の担当ですか」というため息から 使命感 へ「どうせ誰も真剣にやらない」「評価もされない」でもそれでも続ける理由があるのです。「4月から危機管理部門への異動です」 この言葉を聞いた瞬間、胃が重くなるような感覚を覚えました。
2025/07/13
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年に一度のお祭りから日常の備えへ
イベント型訓練だけでは記憶にも行動にも残りません。備えは日常に「しみ込む」仕組みから。 多くの組織では避難訓練が「年に一度のイベント」にとどまり、実際の備えには結びついていません。形式的な訓練を、実効性のある日常的な備えに変えるための視点と工夫を紹介します。
2025/06/30
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他人事から自分事へ
この記事では、現場で身をもって学んだ教訓をもとに、実際の危機に立ち向かうための「生きた知恵」をお伝えします。机上の理論ではなく、失敗と成功の両方を経験した現場実務者として言えるのは、危機への備えとは「完璧なマニュアル」ではなく「考える現場」を作ることなのです。
2025/06/16
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「またあの面倒な訓練か」が「やってよかった訓練」に変わるまで
私はこれまで複数の自然災害(熊本地震、大阪北部地震、北海道胆振東部地震、台風15号など)、テロ事案(パリ同時多発テロ、朝鮮半島緊張など)、感染症対応(MERSコロナウイルス、新型コロナウイルスなど)に関わってきました。これらの実体験を通じて得た教訓をお伝えしたいと思います。
2025/06/02