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再考・日本の危機管理-いま何が課題か
サポーターの観客席清掃は美徳か偽善か
「多様性」をキーワードにした社会の変化、次々と起こる価値対立に、組織のガバナンスが揺らいでいます。リスクマネジメントの観点でいえば、自己正義を絶対化せず、是々非々で情報に向き合う姿勢が大前提。それでも場外乱戦は発生し、組織のあり方を問われるときがあります。今回はワールドカップサッカーで見られた日本人の精神性を考察します。
2022/12/26
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企業をむしばむリスクとその対策
世の中を一気に変革させるNFTに乗り遅れるな
Web3.0(ウェブスリー)というキーワードを頻繁に目にするようになってきました。ブロックチェーンを基盤とした分散型のインターネットとして新たに提唱された考え方ですが、なぜ多くの企業が注目しているのでしょうか? 今回から数回に分けて、ある企業を例に、web3.0の概念やこれによりもたらされる新たな機会を紹介していきましょう。
2022/12/26
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企業活動にまつわる犯罪―不正競争防止法違反【後編】―
「かっぱ寿司」運営会社の社長が以前在籍していた会社の営業秘密を不正に持ち出したとして逮捕、起訴された事件。【前編】では営業秘密の侵害に関する刑事罰に焦点をあてましたが、【後編】では犯罪の成否判断の前提条件となる「営業秘密」について整理します。どのような情報が「営業秘密」に該当するのか、弁護士・公認不正検査士の山村弘一氏に解説いただきました。
2022/12/22
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山を歩けばリスクにアタる
応用を効かせるための思考訓練を日頃から
肝心なものが肝心なときに手元にない、そうしたときは手近にあるものを最大限に使うしかありませんが、代用・応用は意外と大変です。そのため、いざというときの知恵やノウハウを普段から身につけるよう日頃から訓練する。特に装備点検の時間は思考を鍛えるよい機会です。ハルトの気づきから代替の方法を学びます。
2022/12/22
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BCM機能を重視したクラウドBCPサービス
CloudBCPは、BCP(事業継続計画)の策定・運用サポートサービス「CloudBCP」で、BCP運用(BCM)機能を追加した「ビジネスプラン」を提供する。「無料プラン」と「安否確認プラン」の全ての機能に加えて、課題管理機能・トレーニング機能を提供するもので、より実用性のあるBCP活動が行える。初期費用無料、従業員ユーザー単位の月額プラン(780円)として提供する。
2022/12/21
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「ヘルシー防災」ビジネスの展開~平時からの健康管理に役立つ防災食の在り方~
2023年1月の危機管理ビジネス勉強会の講師は、災害用の25年長期備蓄食「サバイバルフーズ」の製造卸元で、防災のセレクトショップ「セイショップ」を展開する株式会社セイエンタプライズ代表取締役の平井雅也氏です。
2022/12/21
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災害・災害対応の最新事情を知る~胆振東部地震を振り返る〜
国立研究開発法人防災科学技術研究所理事長の林春男氏と、関西大学社会安全センターセンター長の河田惠昭氏が代表を務める防災研究会「Joint Seminar減災」(事務局:兵庫県立大学環境人間学部教授 木村玲欧氏)の2022年度第3回研究会が10月28日にオンライン形式で開催され、「胆振東部地震を振り返る〜安平町の復興と挑戦」をテーマに、2018年の北海道胆振東部地震で被災した安平町の職員が講演した。講演内容を紹介する。発表者は、政策推進課政策推進グループ課⻑補佐の木村誠氏、税務住⺠課税務グループ主幹の奥田浩司氏、政策推進課政策推進グループ主査の笹山陽平氏、総務課情報グループ主査の塩月達也氏の4人。
2022/12/20
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2022年下半期リスクマネジメント・BCP事例集[永久保存版]
リスク対策.comは、PDF「月刊BCPリーダーズ」2022年7月号~12月号に掲載した事例記事を1冊のPDFにまとめました。合計14社(団体)の取り組みを一気に読むことができます。さまざまな業種・規模の企業(団体)の事例は、防災、BCP、リスクマネジメントのトレンドをつかむうえでも有効。今年の振り返りや記録にもお役立てください。
2022/12/19
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中小企業をめぐるサイバー情勢と対策
パスワードの使い回しに注意!!
サービスで必要となるIDとパスワード。皆さんはきちんと使い分けをしていますか。同じIDとパスワードの組み合わせで使い回していると、利用しているサービスがサイバー攻撃の被害に遭った場合、IDとパスワードが流出し、私的に利用しているネットショップなどや仕事で利用しているサービス(VPNなど)にも不正ログインされ悪用されるおそれがあります。パスワードはサービスごとに変えましょう。
2022/12/19
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企業を変えるBCP
全体図を見ずしてBCP判断はできるのか
前回、BCP情報の可視化が経営判断を早めるとお話しました。事業継続の方向性を判断するには各拠点や各事業部、各部門の状況を総合的に把握する必要があり、それは災害時ポータルでもできますが、経営陣には極めて難解です。そのためまずは、全社の被災状況を可視化した全体図が必要。今回は経営陣のためのBCPポートフォリオについて説明します。
2022/12/19
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気象予報の観点から見た防災のポイント
JPCZ――12月の気象災害――
「JPCZ」。何やら難しそうなアルファベット4文字略語だが、今冬はテレビのニュースにも頻繁に登場している。Jは日本海(Japan sea)、Pは寒帯気団(Polar air mass)、Cは収束(Convergence)、Zは帯状の領域(Zone)である。正式名称を「日本海寒帯気団収束帯」という。これは英名を和訳したものではない。1988年に和名と英名が同時に提唱された。提唱者は、当時東大海洋研究所教授の浅井冨雄である。生粋の専門用語がどれだけ一般の人に受け入れられるのか、興味深い。
2022/12/19
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帰宅抑制のモチベーションを高める備蓄と訓練
不動産や車両、物品のリース・レンタルなどを手がける東京センチュリーは日本大震災をきっかけに備蓄品の確保を開始。2012 年に東京都が「帰宅困難者対策条例」を制定するとBCP マニュアルに発災時の社内待機を追加し、さらなる備蓄内容の充実と初動体制の整備に努めています。同社の取り組みを紹介します。
2022/12/18
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民間企業の気候変動適応実践プログラム「民間企業の気候変動適応ガイド」を活用した適応策の実装
環境省は令和5年1月11日(水)、民間企業の気候変動適応実践プログラム(セミナー編) として「『民間企業の気候変動適応ガイド』を活用した適応策の実装」を開催する。令和4年3月に改訂した「民間企業の気候変動適応ガイド-気候 リスクに備え、勝ち残るために-」(以下「適応ガイド」)を広く活用してもらうことを目的に実施するもので、オンライ ン会議形式(Zoom)にて行う。参加費は無料。
2022/12/18
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デジタルリスクの地平線 ― 国際的・業際的企業コミュニティの最前線
第30回 「サイバーリスクトレンド」役員会報告
CISO、あるいはサイバーセキュリティ責任者として、来週の役員会への出席を求められました。「サイバーリスクトレンド」として割り当てられた時間は、5分間。さて、皆様なら、どのように報告原稿を準備されますか。
2022/12/16
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緊急事態を乗り越えるための勘どころ
第10回:関係者招集:全員集まれればいいが.....
この連載は、事故や災害など突発的な危機が発生した際にどう対応すべきかを、架空の地域サッカークラブが危機に直面したというストーリーを通して、危機対応のポイントを分かりやすく紹介していきます。第10回は、状況変化に応じて対応方針を変える
2022/12/16
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第204回:武力紛争による影響下でどのように事業継続をはかっていくか
今回はBCIが新たに発表した、紛争(conflict)への対応状況に関する調査結果。ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、世界各国で発生しているさまざまな紛争によって、企業がどのような影響を受けているのか、また事前の備えや事後の対応としてどのような対策が講じられているのかを、アンケート調査やインタビューから明らかにしようとするもの。
2022/12/14
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ウイズコロナ時代の健康経営
高年齢労働者の安全と健康を確保する
高齢者の就業率は9年連続で前年より上昇しています。2020年には、15歳以上の就業者総数に占める高齢就業者の割合が過去最高となりました。この傾向は今後も続くと想定されますが、一方で高年齢労働者は筋力や敏捷性などの体力低下が考えられ、職場における安全配慮が重要です。高年齢労働者の雇用を健康経営の観点から考えます。
2022/12/14
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世界のリスクマネジメントの潮流
信頼関係を強化するために適切な投資を
個人情報保護は、年々、強化されてきている。こうした動きはアメリカをはじめ、多くの国で法律上の規制強化という形で進んでいる。そのため、個人情報に対応できないことは、情報漏洩などでの罰金が、多額さだけでなく、組織の名声などといった無形資産に与える影響の大きさから考えても大きなリスクとなる。持続可能で拡張性のあるデータ保護・プライバシー対策プログラムを構築することが、より一層求められている。こうしたプログラム構築においては、次のような基本的な考え方が必要となる 。
2022/12/14
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先行者から学ぶESGコミュニケーション
インフルエンサーの起用とESGコミュニケーション
どの企業も、広報活動において危機に陥ることなくスムーズにビジネス展開したいと願っていますが、現実は苦境に立たされる場面が少なくありません。広報の危機を解決するためには、適切なコミュニケーション戦略を駆使する必要があります。今回はESGコミュニケーションとインフルエンサーの起用をミックスすることが、意外にも企業の危機を回避することにつながった事例とそのポイントを解説します。
2022/12/13
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危機管理白書2022年版
2022/12/12
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リスクトレンド研究会―今年のリスク振り返りと来年の課題
リスク対策.com の連載陣が、自身の記事を解説する公開オンライントークです。最新のリスクトレンドと注視するポイントを伝えるとともに、連載者同士が意見交換を行って記事を深掘りし、得られた気付きを共有します。聴講者の皆様がウェビナーのQ&A 機能を使って質問することも可能です。
2022/12/12
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再考・日本の危機管理-いま何が課題か
メディアと社会とワールドカップの盛り上がり
「ワールドカップサッカーが盛り上がっている」と表現されますが、その実像はどのようなものでしょうか。ある種の空気感に振りまわされ、感情を利用されないよう、認識しておきたいことがあります。それはスポーツに限らず、音楽、演劇、読書などすべての趣味においていえること。文化コンテンツとメディア、ビジネス、政治、社会の関係を考えます。
2022/12/12
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企業活動にまつわる犯罪―不正競争防止法違反【前編】―
「かっぱ寿司」運営会社の社長が以前在籍していた会社の営業秘密を不正に持ち出したとして逮捕、起訴された事件は社会の大きな注目を集めました。不正競争防止法では「不正競争」の定義、該当する場合の民事的な措置、一部の場合には刑事上の措置も定められています。このうち営業秘密の侵害に関する刑事罰について、弁護士・公認不正検査士の山村弘一氏に解説いただきました。
2022/12/09
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柔軟な帰宅に向けて判断基準やルールが必須
帰宅困難者対策という社会的要請に応えるのは企業の責務ですが、そこには従業員や顧客、株主との間の民事上の権利義務関係もからむため、取り組みは簡単ではありません。内閣府一時滞在施設の確保に関するWG有識者メンバーでBCPに詳しい丸の内総合法律事務所弁護士の中野明安氏に、企業が法的側面から考えるべきことを解説いただきました。
2022/12/08
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山を歩けばリスクにアタる
失敗体験から学んだことを次に生かす
初めての体験は、おうおうにしてうまくいかないもの。色とりどりのテントが織りなす魅力的な光景に惹かれて初の野宿にトライしたハルトでしたが、ワイルドな環境の中で過ごす心地よい一夜とはいきませんでした。ただし、失敗を検証して反省点を明確にすれば、それは新たな知恵となって次の登山につながります。ハルトの行動から学びます。
2022/12/08