避難所で下着が干しづらい問題を解決
第2回:レスキューランジェリーって知ってますか?

赤プル
茨城県常総市出身。2003年女性ピン芸人としてデビュー。エンタの神様、爆笑レッドカーペットなどの番組で、茨城の自虐ネタで注目を集める。2011年先輩芸人、元 坂道コロコロの松丘慎吾と結婚。2014年「チャイム」という夫婦コンビを組み、浅草漫才協会に所属。茨城大使・常総市ふるさと大使。整理収納アドバイザー。防災士。著書「おめえら、いつまでも調子に乗ってんじゃねーかんな」。
2022/10/13
お片付け防災芸人赤プルの防災日記
赤プル
茨城県常総市出身。2003年女性ピン芸人としてデビュー。エンタの神様、爆笑レッドカーペットなどの番組で、茨城の自虐ネタで注目を集める。2011年先輩芸人、元 坂道コロコロの松丘慎吾と結婚。2014年「チャイム」という夫婦コンビを組み、浅草漫才協会に所属。茨城大使・常総市ふるさと大使。整理収納アドバイザー。防災士。著書「おめえら、いつまでも調子に乗ってんじゃねーかんな」。
レスキューランジェリーって知ってますか? 実はこれ、最近注目を浴びている、女性を守る新しい防災グッズだかんね。詳しくいうと女性だけでなく男性にも使え、しかも災害時だけでなく旅行やアウトドアにも使える優れものです。
以前参加させていただいた「女性の視点から防災を考える第6回愛媛防災シンポジウム」(愛媛新聞社・NHK松山放送局主催)で紹介されていた、東日本大震災の時に避難所で女性が困った事例の一つに「洗濯の干し場が男女いっしょ。下着が干しづらかった」というものがありました。
確実にレスキューランジェリーで解決できると期待が高まっています。では、レスキューランジェリーって一体どういったものなのでしょう。
レスキューランジェリーって、ランドリーバックから一度も下着を出さずに洗濯が完結してしまうものなのです! すごくないですか。
近くに人がいる状況で下着を洗うことって、なかなかないことですし、想像もしにくいことなのですが、避難所ではそういう状況が生まれてしまいます。
日常生活の中で考えると…そういえば私は、実家でさえ下着を洗濯したことがありませんでした。やはりなんだか抵抗があるのです(そんなに長く滞在することもないというのも理由の一つですが)。洗濯したら干さなければならないし、乾くまでには時間がかかる。洗濯って実は無防備なことなんだなと、問題を突きつけられて初めて感じることでした。
災害は日常を一瞬にして奪ってしまうもの、と度重なる災害で学んだこともあり、日常に防災を落とし込むことを勝手に「ちょっくら防災」と呼んでみたり、最近話題のフェーズフリーにも注目したりして取り組んできました。
しかし、想像し難いことは見落としがちで、食料や水は備蓄が進んでいるけれど、トイレの備蓄が進まないように、災害時の洗濯のことなどなかなか思いつかないのが現状なのではと思います。
けれども、実際にそうなった時、臭いや不快感に悩まされる方は多かったと伺います。レスキューランジェリーは、下着を隠したまま洗い、そのまま干すことができる。一度も人目に触れないのです。この発想ってありそうでなかったですよね。
そして少量の水で洗うことができます。また、セットになっている下着や布ナプキンは抗菌・防臭効果のある竹布と、素材にもこだわり抜き、洗剤も環境に配慮されたものなのです。
お片付け防災芸人赤プルの防災日記の他の記事
おすすめ記事
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2023/01/31
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年1月31日配信アーカイブ】
【1月31日配信で取り上げた話題】家庭での防災行動を高めるために
2023/01/31
1000人に聞いた防災の取り組みと行政への期待
リスク対策.comは、地域住民がどの程度防災に取り組んでいるのか、また防災の観点から行政に対してどのような要望を持っているのかなどを把握する目的でインターネットによるアンケート調査を実施した。その結果、2021年5月から避難勧告が廃止され避難指示に一本化されたことについては約5割しか理解していないことや、平時から国や地方自治体の防災のホームページなどがあまり活用されていない実態が明らかになった。調査は、2022年11月21日から22日にかけてインターネット上で行い、全国の20歳以上の成人男女1000人からの回答を得た。質問は、回答の質を高めるため「この質問は一番右の回答をお選びください」という条件項目を入れ、適切な回答をしなかったものを除き、計889人を有効回答として分析した。
2023/01/30
社内滞在時をイメージさせる実践的な訓練と備蓄
テクニカルセラミックスを開発・生産するクアーズテックは2012年、東京都の帰宅困難者対策条例を機に一斉帰宅抑制対策に乗り出しました。独自のプログラムを追加した実効性の高い訓練や被災時の心理にも配慮したきめ細かな備蓄が評価され、2021年には東京都のモデル企業に。同社の取り組みを紹介します。
2023/01/29
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年1月24日配信アーカイブ】
【1月24日配信で取り上げた話題】最強寒波への備え
2023/01/24
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年1月17日配信アーカイブ】
【1月17日配信で取り上げた話題】防災心理を学ぶゼミ生が制作した企業の防災マニュアル/コロナ発生から3年 企業の初動対応を振り返る
2023/01/24
BCPと助け合える関係が機能した災害復旧活動
2019年の台風19号でグループ含め3工場が壊滅的被害を受けたカイシン工業は、経営トップが「全力復旧」の方針を発表すると各工場が即座に活動を開始。取引先や協力会社の支援を受けて設備の交換を迷いなく進めるとともに、代替生産によって早期に出荷を再開しました。同社のBCPと助け合える関係づくりを紹介します。
2023/01/19
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方