2025/03/03
防災・危機管理ニュース
【ロサンゼルス時事】2日開かれた第97回米アカデミー賞では、受賞者の言葉から「多様性、公平性、包括性(DEI)」を敵視するトランプ政権への懸念がにじんだ。主演男優賞に輝いたエイドリアン・ブロディさんは包括性を擁護。助演女優賞に輝いたゾーイ・サルダナさんは、ドミニカ共和国系米国人の出自に言及した。
「より包括的な世界を願う」。「ブルータリスト」で2度目の主演男優賞を受賞したブロディさんは強調した。包括性は、人々を等しく社会に受け入れることを指す。演じた建築家同様、自身もユダヤ系。差別や弾圧の歴史を念頭に、その根源にある憎悪を看過せず、対処する必要があるとも訴えた。
「エミリア・ペレス」に出演したサルダナさんは、ドミニカ共和国系初のアカデミー賞受賞。「私が最後ではないと知っている。そう願っている」と述べた。「スペイン語で歌い、話す役で賞をもらえるなんて、祖母がここに居たら喜ぶだろう」と興奮気味に語った。
トランプ大統領は就任前のロサンゼルスの山火事、就任後の飛行機事故など、事あるごとに前政権が進めたDEI政策のせいだと批判。ホワイトハウスのウェブサイトで、スペイン語のページをなくした。
〔写真説明〕米アカデミー賞の主演男優賞に輝いたエイドリアン・ブロディさん(写真左)と助演女優賞に輝いたゾーイ・サルダナさん=2日、カリフォルニア州ハリウッド(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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