2025/03/29
防災・危機管理ニュース
【バンコク時事】28日に大規模地震に見舞われたミャンマーの国軍は29日、全国で死者が1644人に達したと発表した。負傷者は3408人、行方不明者が139人という。在ミャンマー日本大使館によると、第2の都市マンダレー在住の日本人2人が負傷し、病院で治療を受けた。軽傷とみられる。クーデターで実権を握った国軍と抵抗勢力の内戦の影響で救助が難航している地域もあり、被害の全容は分かっていない。
中国とロシアは29日までに、ミャンマーに援助隊を派遣。米国やインドなども支援を表明している。地震を受けて建設中のビルが崩壊した隣国タイの首都バンコクの現場では、同日も救助隊が行方不明者の捜索を続けた。
ミャンマーでは震源に近いマンダレーや周辺で、少なくとも約1500の家屋や約1000の宗教施設、約60の学校が倒壊。被災地は他にも首都ネピドーやザガイン地域、バゴー地域、シャン州といった広範囲にわたっている。
独立系メディアによると、がれきに閉じ込められた多数の安否不明者がいるものの、ザガイン地域の一部などでは国軍と抵抗勢力との戦闘が激しく、救助現場は混乱している恐れがある。道路が激しく損傷した地域もある。
地元の救助隊の人数や資機材も十分でないとみられ、マンダレーの救助隊幹部は「状況は非常に悪い」と語った。中国やロシアなど友好国以外との関係構築に消極的だった国軍は、国際社会に幅広く援助を要請する異例の対応を取った。
タイでは地震直後に政府庁舎として建設中の高層ビルが崩壊し、地元メディアによると、8人が死亡した。作業員約80人が不明となっており、救出作業が続いている。
〔写真説明〕29日、ミャンマー中部マンダレーで、倒壊した建物に取り残された人々の捜索を行う救助隊(AFP時事)
〔写真説明〕29日、ミャンマー中部チャウセで、地震の影響で隆起した道路(AFP時事)
〔写真説明〕29日、タイ・バンコクのビル崩壊現場で、捜索活動を行う救助隊員(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)



防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/17
-
-
-
-
-
今年の夏は大規模停電のリスク大?
今年の夏、東京電力管内を中心に電力不足が懸念されています。需要に対する供給力の余裕を示す「予備率」が1パーセントを切る見通しで、もしそこで突発的な発電所の事故や故障が起きれば予備率はさらに低下、マイナスに陥りかねません。大規模停電のリスクについて、東京電機大学名誉教授の加藤政一氏に聞きました。
2026/02/12
-
-
-
海外危機管理マニュアルの作成が急務
海外に社員を送り出す企業にとって、緊急事態が発生した際の対応体制は必須。どんなに現地に慣れたベテランでも、自分の身を守り切れない事態は起き得ます。ましてや現在は安全保障上の国家対立が深まり、東アジアの緊張も高まっている時代。海外危機管理サービスを手がける安全サポートの有坂錬成代表取締役に、海外進出企業が取り組むべき対策を聞きました。
2026/02/05








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方