2025/04/01
防災・危機管理ニュース
先端半導体の国産化を目指すラピダス(東京)は1日、北海道千歳市の工場で試作ラインを稼働する作業を始めたと発表した。都内で記者会見した小池淳義社長は、「2027年を目標とする量産開始につなげたい」と意気込みを語った。
量産化を計画するのは、人工知能(AI)や自動運転システムへの活用が見込まれる回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)の次世代半導体。月内にラインを本格的に動かし、実際の試作品完成時期について小池氏は、「(今年)7月の中旬から下旬になる」との見通しを示した。
経済産業省は3月末、ラピダスに対して25年度に最大8025億円の追加支援を行うと発表。支援総額は最大1兆7000億円超に上り、試作ラインに必要な資金には一定のめどが立った格好だ。量産化に向け、小池氏は民間からの資金も「きちんと集めていく」と強調した。
〔写真説明〕記者会見するラピダスの小池淳義社長=1日午後、東京都中央区
(ニュース提供元:時事通信社)

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