2025/04/01
防災・危機管理ニュース
【バンコク時事】ミャンマー地震の震源近くにある第2の都市マンダレーに両親や兄弟が暮らす40代のミャンマー人女性=大阪市在住=が1日、時事通信の電話取材に応じた。現地では断水や停電が生じ、飲料水の値段は地震前の3倍にまで高騰しているという。
女性によると、通信環境が悪く両親らとは直接連絡が取れておらず、3月31日に知人の親族を通じて状況を把握した。家族にけがはなく3階建ての自宅も倒壊を免れたが、余震を警戒して両親らは野宿をしているもよう。日中の気温が40度近くに達する中、電気が止まり飲料水の入手も困難になっており、「両親は80代と70代の高齢者なので心配だ。しっかりと休める場所が欲しい」と訴えた。
薬や卵、インスタント食品の値段も上がっている。QRコードなどによるキャッシュレス決済が利用できない一方、銀行から現金を引き出すこともできず、「買い物難民」が発生しているという。
女性は「現地の人は震災に慣れておらず、今後どうすればいいか分かる人も少ない。日本などには防災や復興に関する技術的な支援をお願いしたい」と話した。
〔写真説明〕1日、ミャンマー中部マンダレーで、飲料水や食料を受け取るために並ぶ地震の被災者ら(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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