2025/04/08
防災・危機管理ニュース
長崎県・壱岐島沖で起きた患者搬送ヘリコプター3人死亡事故で、ヘリが着水した際、国土交通省と海上保安庁が受信するはずの救難信号が届いていなかったことが8日、関係者への取材で分かった。唐津海上保安部(佐賀県唐津市)は、機体に搭載された航空機用救命無線機(ELT)が作動しなかった可能性もあるとみて調べている。
ELTは機体に強い衝撃が加わったり、浸水したりすると救難信号を発信する。信号は国交省と海上保安庁が受信するが、海保と国交省双方の関係者によると、今回の事故時は受信しなかった。海保は機体の整備状況などについて、運航していたエス・ジー・シー佐賀航空(佐賀市)の担当者らから聴取している。
〔写真説明〕救助されるヘリコプターの機長ら=6日、長崎県・壱岐島沖(第7管区海上保安本部提供)
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 航空事故
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方