2025/04/21
防災・危機管理ニュース
【ベルリン時事】ロシア軍は21日、キリスト教の復活祭(イースター)に合わせて、プーチン大統領が一方的に宣言したウクライナでの「停戦」期間の終了後、再び攻撃を本格化させた。期間中は長距離攻撃が手控えられたもようで、ウクライナのゼレンスキー大統領は停戦延長を申し出ていたが、不発に終わった。
南部ヘルソン州のプロクジン知事は21日、通信アプリ「テレグラム」で、ドローン攻撃を受けて高齢女性が死亡したと発表した。現地メディアによると、ミコライウ州もミサイル攻撃を受けた。
プーチン氏は19日、現地時間21日午前0時(日本時間同6時)までの30時間について、戦闘を停止すると一方的に宣言。トランプ米大統領は和平交渉が難航する中、仲介離脱を示唆しており、ロシアとして和平に前向きな姿勢をアピールする狙いだったとみられる。
しかしゼレンスキー氏は、「停戦」中も重火器による砲撃やドローン使用などが2935件に上ったと批判。「行動は言葉よりも雄弁だ」と述べ、プーチン氏が真剣に和平に取り組む考えはないとの見方を改めて示した。
〔写真説明〕20日、ウクライナ西部リビウ州の軍人墓地で戦死者を弔う人(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/01
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
-
-
-
柔軟性と合理性で守る職場ハイブリッド勤務時代の“リアル”な改善
比較サイトの先駆けである「価格.com」やユーザー評価を重視した飲食店検索サイトの「食べログ」を運営し、現在は20を超えるサービスを提供するカカクコム(東京都渋谷区、村上敦浩代表取締役社長)。同社は新型コロナウイルス流行による出社率の低下をきっかけに、発災時に機能する防災体制に向けて改善に取り組んだ。誰が出社しているかわからない状況に対応するため、柔軟な組織づくりやマルチタスク化によるリスク分散など効果を重視した防災対策を進めている。
2025/06/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方