金融庁は8日、オンライン証券口座の乗っ取りによる不正取引額が今年1月から4月末までの合計で3000億円超に拡大したと発表した。このうち、売却額は約1612億円、買い付け額は約1437億円。件数は、楽天証券など9社で計3505件に上った。先月公表した2月から4月16日までの合計は1454件、約950億円だった。
 9社は楽天のほか、SBI、マネックス、松井、三菱UFJeスマート、野村、大和、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレーの各証券。不正アクセスも先月公表分の3312件から6380件へ、2倍近くに増えた。 
〔写真説明〕金融庁=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)