2025/07/04
防災・危機管理ニュース
災害関連死を含め67人が死亡、2人が行方不明となった2020年の熊本豪雨から5年となった4日、25人が亡くなった熊本県球磨村では住民らが献花し、犠牲者を追悼した。
村役場1階のロビーに設けられた献花台では、職員らが黙とうをささげた。松谷浩一村長は「記憶と教訓を風化させることなく、次の世代へ語り継ぐ」と追悼の言葉を述べた。
村議会の舟戸治生議長(74)は今年初めて献花に訪れた。近隣住民が犠牲になったが、これまでは身を寄せる仮設住宅などで静かにしのんでいたという。5年の節目を迎え、「いつまでも悩んでいてはいけない。けじめをつけるため献花に来た」と話した。
住民3人が犠牲となった神瀬地区では、村内外の災害公営住宅などに移住した被災者らが、氾濫した球磨川支流の川内川に花を流した。
〔写真説明〕熊本豪雨から5年を迎え、献花する熊本県球磨村の松谷浩一村長(右)=4日午前、同村役場
〔写真説明〕熊本豪雨から5年を迎え、球磨川支流の川内川に花を流し、黙とうする住民ら=4日午後、熊本県球磨村
(ニュース提供元:時事通信社)


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